先端加工で作業効率アップ

チップコンの手付け半田作業や、プローブ交換作業等に使用する精密作業用ピンセット。新品で購入されたものを、そのままご使用されていないでしょうか?
ピンセットは作業内容によって、先端を加工することで作業効率向上につがります。
小さい物をつかむ ≠ 先端が細いピンセット

ピンセットを加工する際、小さいものを掴む事=ピンセット先端を細くする事が必要と考えてしまうケースがありますが、それは誤りです。小さな部品でも、圧入するような作業の場合では、先端が薄い(細い)と力が伝わりません。薄くするのは作業スペースの問題です。対象物が小さいだけであれば、先端は厚みを確保しておくとよいです。
用途に合わせたピンセットの使い分け
ピンセットは何かを掴むものです。その時に必要な力が大きいか、小さいかでピンセットを変えなければ、作業効率が落ちる原因となります。例えば、小さく細かい作業用のピンセットで大きな力が必要な作業をすれば、すぐに先端が開いていきます。結果、次の作業では小さいものを掴めなくなってしまいます。作業内容によって厚みと細さが違う数本を使い分けると、作業効率もあがり、ピンセットが変形してしまう確率も低くなります。
しっかりつかめるピンセットのポイント
どの角度で掴んでも、確実に対象物を掴めることで、作業効率は向上します。細すぎたり、先端が左右でズレていると、確実に掴める範囲が狭くなります。この状況では作業にコツが発生し、人によっては使いにくく、効率が悪い作業環境になってしまいます。
いい状態の工具を使用することで誰もが作業を円滑に進められるようになります。
1.先端の下にスペースがあいているか
2.左右の重なりにズレがないか
3.先端の長さが揃っているか
4.先端内側をフラットに加工しているか
精密用ピンセット販売
現在、お持ちのピンセットをメンテナンス・加工するには手間・工数がかかってしまいます。弊社では精密作業用に加工したピンセットの販売も行っております。ピンセットにつきましてはサンプルをご提供し、使用感を確認していただくことも可能です。
※お客様でお持ちのピンセットを加工するわけではなく、弊社指定のピンセットを加工したものを販売しております。
メーカー | Vigor |
モデル | VI-SS【ANTIMAG】 |
販売価格 | \13,000(税抜) |
※ハンドメイドの為、一本一本形状は異なります事をご了承ください。