こんにちは!基板・実装・サイトウ★です。
製品開発が終盤に差し掛かり、「いよいよ出荷!」というタイミングで発覚する基板の不具合——そんな経験、ありませんか?
電子部品メーカーの皆さまにとって、基板のトラブルは納期にもコストにも直結する大きな問題です。今回は、基板の不具合が起きたときに取るべき対応策と、修理・リワークの選択肢について、わかりやすく解説します。
よくある基板の不具合とは?
まずは、よくある不具合の例をいくつかご紹介します。
はんだ不良(ブリッジ・未接続)
部品の実装ミス(極性の逆、位置ずれなど)
部品の故障(静電気や熱によるダメージ)
パターンの断線やショート
特に試作~量産初期段階では、手作業や試験環境の影響でミスが起きやすくなります。
修理(リワーク)?作り直し?判断のポイント
不具合が起きたときに、「修理できるのか?」「作り直したほうが早いのか?」と悩むことも多いですよね。以下のポイントで判断してみてください。
① 不具合の規模
・1~数点の部品交換やパターン修正程度なら、リワークがおすすめ。
・広範囲なパターンの焼損や多点不良の場合は、再製作も検討対象に。
② 基板の重要度
・評価用や社内用途なら多少のリワークもOK。
・量産前提の製品で品質保証が必要な場合は、再製作の方が安心です。
③ 時間とコスト
・納期が迫っているなら、その場で修理して出荷を間に合わせる判断もアリ。
・ただし、無理なリワークで再不良を起こすと、かえって時間もコストもかかってしまいます。
リワークの成功には“技術力”が必要です
基板の修理や部品交換は、簡単そうに見えて実はとても繊細な作業。部品が熱で壊れてしまったり、パターンを剥がしてしまったりと、不具合を悪化させてしまうリスクもあります。
当社シナノセイケンでは、電子部品検査のための治具やプローブピンに関する豊富な知見と経験を活かし、お客様の「こういう修理はできる?」といったご相談にも柔軟に対応しています。
まとめ:まずは“相談”が正解です
基板に不具合が見つかった時、焦らず、まずは信頼できるパートナーに相談するのがいちばんの近道。状況に応じて、リワークで済むのか、再製作が必要なのか、一緒に最適な方法を考えましょう。
「こんなこと聞いていいのかな?」というレベルのご質問でも大歓迎です。
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