
こんにちは!基板設計一筋30年のトバ★Doです!
実は我が家はリンゴ園を営んでおり、リンゴ栽培には多くの注意点や工程があり、 これが基板設計と意外な共通点を持っています。
例えば、リンゴの剪定作業は、長年の経験や勘、さらには先見の明が必要で、 これは基板設計のプロセスとよく似ています。
そんなこんなで、今回は「リンゴの樹の剪定と基板設計の意外な共通点に」 ついてお届けします。
我が家の家業はリンゴ園です。
主人のおじいちゃんの代からなりわいとしています。
リンゴといっても種類は多く、うちの畑では5種類のリンゴを育てています。
さてリンゴ栽培について少し。
リンゴ栽培は実をつけるまでに1年を通して様々な工程があります。
冬の剪定から春~夏の摘果、秋の収穫まで、その時々の作業を経て 実を大きくし私たちの食卓に並びます。
特に冬の剪定作業は、長年の経験と勘、そしてある程度の先輩方の ご指南がおきまりです。
またそれに加え少し芸術的センスが 問われるようにも感じます。
それは数年前、畑の野菜を採りすがらリンゴ畑を横目に通り過ぎようとしたとき、 なぜか足が勝手にリンゴの木に向かっていました。
なぜなら剪定後のリンゴの枝ぶりが何とも美しく、まるで大きな盆栽のごとく 見惚れるほどのたたずまいだったのです。
義父母の剪定は、この上なく簡潔なアート作品そのものでした。
さて話しがそれましたが、リンゴ栽培の剪定作業は、指南書どおり、 経験、勘、それと美的センス(?)が必須です。
その経験と勘の中にはもうひとつ、先見の明が必要となります。
隣り合わせている枝同士が将来重なり合わないように、伸びてくる枝を想像し 切り落としていきます。
一枝一枝が東西南北のどちらに伸び、太陽の光はどのように当たるのか、 風のとおりはどうか、そんなことを総合的に判断しながら切っていくのです。
そんな剪定作業ですが、それは基板設計のパターンを引く作業に似ているように 感じます。
指南書、経験、勘、そして先見の明、どれをとってもパターン作業には 欠かせません。
その工程を成し得た先に、無類のリンゴの木、さらには唯一無二の 基板ができ上がるのです。
業種は違えど仕事の本質って案外似通っているところがあるのかもしれません。 最後はどちらも結実します。
いい具合に。