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2025.06.20

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【ブログ】基板設計?アートワーク?プリント基板?呼び方の違いと背景を解説

こんにちは! 基板設計一筋30年トバ★Doです!

突然ですが、基板設計という言葉について、業界内では様々な表現が 用いられています。
「アートワーク(AW)」、「パターン」、「PCB」、「プリント基板」「基板」 「ボード」など、どれも同じ意味を持ちますが、特に正解というものはありません。 個人的には、「アートワーク(AW)」や「パターン設計」と言うことが多いです。

手作業で配線を引いていた「手バリ」の時代を経験している方には、 これらの表現が馴染み深いのではないでしょうか。 その昔、手バリの時代には、設計者がインチ/ミリの方眼用紙に直接配線を 描いていました。

膨大な時間と集中力を要する作業で、一つのミスが全体に影響を及ぼすため、 慎重さが求められました。 夜遅くまで作業が続き、時には設計図の上で仮眠を取ることもあったほどです。 今ではCADソフトを使って効率的に設計が進められますが、手バリ時代の経験が 板設計者の技術力と忍耐力を育んだと言えるでしょう。

しかし、時にはこれらの言葉が通じないこともあるため、一般的には「基板設計」 や「プリント基板設計」といった表現が無難かもしれません。

次回は、基板設計に関連する用語やその意味について詳しく紹介する予定です。 お楽しみに! これからも、皆様の技術力向上のお手伝いができれば幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。

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