気密溶接とは、溶接した箇所から密閉した気体が外部に洩れない、または減圧した内部に気体が流入しないように溶接することを言います。
一般的に、気密性の高い溶接をするには、TIG溶接またはMAG溶接といった溶接方法を用います。シナノセイケンではTIG溶接を用いた気密性の高い溶接を得意としています。
気密溶接とは、溶接した箇所から密閉した気体が外部に洩れない、または減圧した内部に気体が流入しないように溶接することを言います。
一般的に、気密性の高い溶接をするには、TIG溶接またはMAG溶接といった溶接方法を用います。シナノセイケンではTIG溶接を用いた気密性の高い溶接を得意としています。
TIG溶接とは電気を用いたアーク溶接方法の一種です。
二つの電極の間にタングステンを使って放電し、形成されるアーク(気体放電現象)の熱で、母材を溶かして接着することを言います。さらに、アークを安定化させるため、イナートガスと呼ばれるガスでアークを覆い(シールド)、大気が原因で起こる不具合を防いでいます。
溶接部の強度が高く、ピット(欠損)が出にくいのが特徴です。火花が飛ぶこともなく、溶接部分を確認しながら作業が可能なので、比較的複雑な形の溶接が可能です。品質・仕上がりが他の溶接方法と比較してもきれいです。
工場内で使用されるフック。お客様のご希望サイズでは既製品がなかったため製作しました。
技術紹介資料としてパーツを弊社の技術に置き換えたプラモデルを制作いたしました。
※ 株式会社 精研と共同制作
TIG溶接の技術要素として、ステンレス製Φ1.2mmの溶接棒でアンテナ部分を再現。いつ焼け落ちてもおかしくない細い棒を溶接しています。合計4箇所の集合する接合部は、電流の細かな調整が必要です。