基板検査受託 ファンクションチェッカー製作
社内で基板検査ができる環境があればファンクションチェッカーのみの製作で問題ありませんが、弊社では製作したファンクションチェッカーを使用して基板検査の受託業務を行っております。
「基板設計」「基板製作」「基板実装」「基板検査」までを一貫して対応しています。そのため、各工程において取引先とのやり取りや配送手配などの手間や時間を省き、弊社にお任せいただけるのが強みです。
ファンクションチェッカーの製作にあたっては、事前の打ち合わせをしっかりした上で製造を行います。
もちろん、すでに検査治具をお持ちで、基板検査業務の受託をしたいというご要望も承ります。
※ファンクションチェッカーは協力先メーカー(株式会社アイ・エム・アイ)様にて製作いたします
ファンクションチェッカーは検査装置です。複数の部品が実装された基板が設計した役割通りに機能するか確認を行い、実装された基板の品質保証をする役割を持っています。
基板電気検査の種類と役割
基板検査は不具合の早期発見で、後工程の遅れを出さないため、基板の不具合を後工程で発見したとき、どこで不具合が起きたかをすぐに把握するために行う大切な工程です
基板を検査する方法は外観検査と電気検査にて確認をしていきます。
基板の電気検査には基板を検査するタイミングによりチェック項目が変わります。
- ベアボードテスト
部品実装前のプリント配線板を対象に検査をします。パターンの断線の有無をチェックします。
- インサーキットテスト
部品実装後の基板を対象とし、実装状態を検査します。実装した電子部品に、影響を与えない程度の電圧・電流を印加し、個々の部品が正しく搭載され、はんだ付けに問題がないか(オープン/ショートしていないか)をチェックします。
- ファンクションテスト
基板上の回路におけるインプットとアウトプットの電気動作を実施して、問題がないことを確認する検査です。実装基板を実際に動作させ、回路の機能をチェックするほか、スイッチやLEDなどのインサーキットテスタによるオープン/ショートだけでは確認しにくい部品の検査や、ICなどの集積回路動作やソフト書き込みにも使用されます。
各工程において検査環境を整えることは製品の信頼性を獲得できるかわりに、費用が大きく発生します。インサーキットテストとファンクションテストを比較した時には、ファンクション検査の方が重要で、ファンクション検査を優先に設備を整えることをおすすめします。